›June 08, 2005

原作とか、映画化とか、そんな話。(全然一般論じゃないです)

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今日も完全に自分のシュミの話なんで、分からない人には、サッパリわからない話です。しかも分かる人がそもそもそんなにいないと思われる話。

▼ミステリー小説とか、あんまり読む方じゃないんですが、特に好きな作家が二人(正確には三人)います。そのうちの一人(正確には二人)が、Douglas Preston & Lincoln Child。

彼らの新作がコチラ↓
Dance of Death

個人的には、"Relic"を映画化したとき、キーとなる登場人物Agent Pendergastをちゃんと登場させとけば、なかなかいいフランチャイズになったと思うのに。"Reliquary"The Cabinet of Curiosities""Still Life with Crows"…って具合に。他の要因もありますが、とりあえず彼がいなかったおかげで映画版"Relic"は、原作者/原作ファン泣かせもいいとこのクソB級映画に成り下がってました。いや、泣きはしませんでした。劇場でキレそうになりました。


▼もう一人が、Jeffery Deaver。

彼もシリーズ新作が↓
The Twelfth Card

"Bone Collector"書いた人です。これも、映画がもっと面白ければ、原作同様Lincoln Rhyme/Amelia Sachsのフランチャイズにしたら面白いと思ったんですけどね。いかんせん映画がつまんなかったから。"The Vanished Man"とか、映像化したらかなり楽しい映画になると思う。

"Dance of Death"も"The Twelfth Card"も、ハードカバーで注文しちゃうかペーパーバックが出るまで待つか迷い中です。ハードカバー、持ち歩けませんもん。

▼ちょっとヤラシイ話。

いつもちょっと優越感を覚えるのが、昔すんごくハマって読んだ本が、後から映画化決定!とかってなること。そっから原作がベストセラーになったりしちゃうと、「へっへー、なぁにを今更~。」(←ヤラシイ笑顔)という気分になります。いやらしいヤツです。ちっちゃい人間ですから、私。

"Bone Collector"も、"Relic"も、"The Da Vinci Code"も。
映画は、今のところ連戦連敗。"The Da Vinci Code"も、キャスティングの時点で、負けのニオイが…。でもRon Howardだからな、少しは期待したい気持ちがあります。いや、めちゃくちゃ観たいです。ヒットし次第ではフランチャイズの可能性もありますよね。"Angel & Demons"だったら続編扱いにしても問題ないだろうし。
"The Da Vinci Code"読んだ人は結構いるんじゃないでしょうか。"Angels & Demons"読んでみ。こっちの方が断然面白いから。

▼そして、高校生のときから映画化して欲しくて仕方がない小説が、Patrick Lynchの"Carriers"。(…「だからわっかんねーよっ!」って声がもう聞こえてきそうです。)本で言えば"Hot Zone"、映画で言えば"Outbreak"に似たコワい話ですが、はるかにスリルがあって、ひねりも効いたストーリーラインに、興奮しました。全然メジャーじゃない作家なんで、和訳はたぶんないです。…と思ったらあるじゃん、わお意外。
描写はかなりキモチワルイです。

▼"Hot Zone"の著者Richard Preston(実はDouglas Prestonのお兄さん)の"The Cobra Event"、大昔にJulia Roberts主演で映画化するなんて話あったのに、いったいどうなったんでしょう。どっかのスタジオが相当な巨額で権利買ったって聞いてたけど…。かなり期待してたのに。誰か、どうなったか知りません?
これも小説キモチワルイけどスリリングで面白いです。え~、そーゆーのが好きなの~?という声が聞こえてきそうです。ええ、一時期かなり…。そういう意味じゃかなり病んだ高校生でした。

▼Jeffery Deaverの"The Blue Nowhere"がWarner Bros.製作でJoel Silverのもと映画化されるかもしれないらしい。Lincoln Rhymeシリーズではないですけど、小説はかーなーり好きでした。ただ、映画化はどうなんでしょうね。ハッカー系のスリラーなんですが、例えば"Swordfish"とか、ちょっとコンピューターに詳しい方々からするとツッコミどころ満載過ぎてかなり興覚めだったらしいです。でも、俺は詳しくないんで、"The Blue Nowhere"も"Swordfish"も好きでしたよ。よって、ぜひ映画化して欲しい。キャストは、主演にJim Caviezelとかピッタリな感じ。和訳出てました。ぜひ。

同じ系統でマイナーながらも結構面白い映画が、Skeet Ulrich主演の"Takedown"(『ハッカー』)。実在するハッカー、Kevin Mitnickの話を映画化したもの。明らかに美化しすぎだけどね。


つーか、これだけ書いて、ミステリー小説あまり読む方じゃないって、誰が信じるんだよ…。

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