›August 22, 2006

「愛の限界」

0 comments: post / view

先週、会社で「海猿」と「Limit of Love 海猿」を観ました。基本的に邦画を観ないので、両方ともこの機会に初めて観ました。


「海猿」は社員5人で菓子ぼボリボリ食いながら、ボロクソ言いながら観てました(笑)。いやぁ、あれはまともには観られませんて。観てる方が恥ずかしすぎて鳥肌立っちゃいますもん。一方「海猿2」の方はスクリーンだったので座談会は開催できませんでしたが(笑)。こちらもつっこみどころ満載でしたが、まぁまぁ面白かった。

でも俺としては、両方ともやっぱり「きっつい」というのが本音。2は最後の方で引きまくってて、最後の最後で「はぁ?」とめちゃくちゃ興醒めしました。どちらも映画じゃねー。2時間ドラマ。映画を期待している身としてはきっつい。

改めて思いましたが、もはやヒットを飛ばす邦画には映画とドラマの境がなくなりつつありますね。厳密に言えば、テレビ局が製作に入り込んでる「映画」です。小刻みな展開・軽すぎるノリ・ボキャブラリーの少なさ=セリフの陳腐さ…。わかりやすいし、いちいち巧いなぁと思わされるたりもするんですけど(この辺がドラマっぽい)、作品の重みは全く感じられないんですね。


決してクオリティが高いとは言えない映画でも、興行収入70億行っちゃう。前作が20億も行ってないのに、続編で70億。邦画じゃ類を見ないんじゃないでしょうか。間にドラマシリーズをかませたり、とにかく自社メディアを利用して継続的にバンバン作品の露出ができたり。テレビ局製作ならではの大ヒットだった気がします。まだまだテレビの影響力強し、です。しかしもちろん需要は無視できない。ああいうのが、ヒットしてしまうんだなぁ。


それにしても、観る前から、観た後の今も、"Limit of Love"の意味が理解できないんです。誰か、解釈して。