›November 02, 2005

if you film it, they will come.

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元ネタこれね↓
"if you build it, he will come." ("Field of Dreams")


とある記事(link)が目を引きました。

"Sixth Sense"のM. Night Shyamalan監督が、映画のDVD・ビデオ化が最近どんどん早くなることついて苦言を呈してます。

確かに、最近DVDになるの、ほんと早いです。今月中旬にはもうエピソード3が出ちゃうんですよ!?もっともったいぶるんじゃないかと思ってたんですが。シャマラン監督も言ってますが、とても利益主義的な傾向ではあると思います。ただ、一方でやはり映画に1,800円は高い。それでも利益率が低い商売。それに比べてDVD/ビデオのレンタル・販売の方がはるかに利益率が高くて、消費者の需要がそっちにあるのであれば、DVD化を早めるのはビジネスの観点からは自然なのかなとも思ってしまうわけです。

でも、俺は映画はやっぱり映画館で観たい。この傾向が強まって劇場での公開期間まで短くなってしまったら、そりゃ大したことですよ。

シャマラン監督がこんなことを言ってます:

"If you inspire audiences, cinemas will be packed. That's when the collective soul is talking. Great movies connect everybody. That's when humanity grows. What is art? Conveying that we are not alone."

とか、他の記事ではこんなことも:

"When I sit down next to you in a movie theatre, we get to share each other's point of view. We become part of a collective soul. That's the magic in the movies."


とてっつもなく共感します。
でも、これって、「映画はでかいスクリーンで観るべきだ。」っていう、まさに感覚的な主張と「それじゃ儲かんねーじゃん。」っていうプラクティカルな主張のぶつかり合いで、芸術対ビジネスにありがちな議論なんですよね。

皮肉にも、高価な劇場と安価なそれ以外での鑑賞方法で、後者の選択肢がすさまじい勢いで広がっている中、リメイクやら続編やらspin offやらで、映画そのものの質がどんどん落ちてる現状があります。

シャマラン監督はとても勇気のある発言をしたと思います。
"If you inspire audiences, cinemas will be packed."

映画製作者の皆さん、そんな作品をもっと撮ってくれ!

と、実は俺は丸投げできない立場にいたりもする…。

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