›March 04, 2004

日本語ヘタ…。

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mindfield v1.0のときの記事


check that color of the sky...
what's going up there??


"Before Sunrise"(邦題:『恋人までの距離』)の続編が今年アメリカで上映されるとか。マジで!?"Before Sunrise"の続編なんて、全く予想もしてなかったからかなり驚いた。つーか、続編できるほど観てる人いたのか!タイトルは、"Before Sunset"だとか。‥安直(笑)。

"Before Sunrise"って、FREESTYLEのお気に入りにも入れてますが、本当に好きな映画なんですよね。でも、好きな映画って山ほどあるんですけど、なぜかこの映画に限って全然人に薦めたりだとか進んで話したりしない。ん~、なんでなんだろ >>

イキナリ話がそれますけど、以前からほんとによく「オススメの映画ない?」って質問を受けるんですが、最近は「薦める」ということ自体ほとんどやらなくなりました。あるんですよオススメ、いっくらでも。でもね、なんでも感じ方受け止め方って人それぞれじゃないですか。「何を今更」と聞こえてきそうなほど、とーっても根本的なことなんですけどね。その思考に呪われてるんです。

結局ある作品が好きな理由ってのは、自分の一番感性的な部分に基づくんだと思うんですよね。そして「薦める」って行為は、一般的にはただ単純に自分自身が好きだからってことになるんだとも思うんです。(浅いなぁ、思考が)分析的に言ってるようで、実はなんでもないことを回りくどく言ってるだけです、ハイ。でも、であるからにして自分としては、本心では「好きな映画=薦めたい映画」ってことでもあるんです。(ロジックがつながってるか心配…)しかしここで問題の「呪い」が登場。好きな理由が自分の感性に基づくんだとすれば、だからこそ、他人の観る行為を誘うなんて、なんだか押し付けがましい感じがしちゃってできないんです。(「なんとなく」をロジカルに表現できなくてとても困ってます。)
ほんとにムダな思考なんですよね、この一連の思考の流れ。だって俺自身もそうだけど、そもそも薦めてもらう側からしてみれば、そんなムズカシーことは全く要求してないですもんね。それでも最近はその呪いのせいで、「薦める」という行為にとても消極的です。
「薦める」っていう積極的な行為が嫌なんでしょうね。その行為に、図らずとも含まれるちょっとした押し付けがましさ。もしかしたらこれが呪いの正体かもしれません。

結局:
「俺は大好きだけどね。」
こうなる。そして心の内はいつだって、「観てほしいけどね。」
でも、基本的に人にはなーんにも求めない主義。強要なんてもってのほか。内容についても話さない。もったいないでしょ?
これがその人の「お薦めない?」に答えてることになってるのか。わかりません、正直。俺の気分として収まりがいいかどうか、というタダそれだけというハナシもある。

自己完結。怒らないでください。
でもさ、テレビで「観゛な゛さいぃっ!」とか言ってる人とか、ほんとよけーなお世話だと思わない(笑)?ほのかな反抗心まで覚えさせるあの予告は、宣伝としてもさることながら、メディアの手法としても俺からしてみると最低です。ジョーク性を考慮に入れた上でもね。

そういう意味では、映画の感想を語り合うのはやっぱり好きだなぁ。

前代未聞の脱線劇。一気に戻します。
>>"Before Sunrise"に関しては特に、上で書いたようなこととは別に、なんというか、映画についてあーだこーだ言った分その価値を削ってしまう気がするってのがあるんですよね。ちょっと独り占めしたいようなところもあったり、大半の人がきっと「つまんない。」と一蹴するだろうって気がするところもあり。う~ん。自分の思い入れが強すぎるんですね、きっと。第一、この映画のことを思い出して言葉にしようとしても、これまたどうしても感覚的な部分が先行しちゃう。「アノ、なんというか、こう、二人の間の空気が、etc.」‥まったく伝わらないか、空回りするのは目に見えてます(笑)。

個人的には「映画の基本はこうあって欲しい。」って思う映画のひとつなのです。その一方でかなり特殊な映画でもあるとも思ってますが。さらには、「やっぱり自分は舞台より映画の方が好きだな。」と観る度に思わせてくれる映画。"Before Sunrise"はあれで素晴らしく完結してた‥。続編は、観たくないなぁ。どう話を持ってくのかキョーミはあるけど。

comments

こちらこそありがとう、ゆうさん。
確かに映画とか小説とか、客観的には美化して捉えることができるけど(しかも人事だから、まだ観ぬBefore Sunsetに関して「再会しちゃ台無しじゃーん!」なんて勝手なことが言えるんだよね)、「別れる」当事者にとっちゃ美しいどころか、切なくてどうにもならなくなるんだろうなぁ。JesseがCelineに言うみたいに、"later!"ってニュアンスがいいよね、やっぱり。

だから、ゆうさんの
> 一度であった人とは、本当には、別れることはできないと思います。
ってすごく好きな考え方だなぁ。
俺自身、再会のない別れなんて信じてませんもん。

幸か不幸か(きっと不幸なんだろうな)、私はしばらく切なさに潰されそうな経験はしてませんが、別れることがつらいってことは、それだけ一緒に過ごしている時間が充実してるってことでもあるんだと思うんです。月並みですが。

長くなりましたが、なんだかんだで俺も"Before Sunset"は気になる^^;
観たら語らおうじゃありませんか^^

cheers ;)

Posted by: seigo at July 23, 2004 01:50 AM

 Before Sunriseの邦題が思い出せなくて探していたらここに辿り着きました。ありがとう。
 Before Sunsetを観たら、映画のこと語り合いたいです。
 出会って、別れることって、不思議で美しかったり悲しかったり、私が一番苦手な感情を連れてきます。江國香織の「ホテル・カクタス」も、出会って別れるって、こういうことだ、と感じて涙が出るお話です。
 出会ったが最後、別れずに一生続く関係より、ずっと簡単なんだけど、なんだか。
 今も、広島に住む彼氏のところから帰ってきたところですが、別れ際が、苦手。こういう、小さな別れ際も我慢できないのに、本当のお別れは、推して知るべし、です。結婚の話も出ている彼を、そこまで想えているか自信がないのに、別れることにともなう感情が怖くて別れることができません。
 一度であった人とは、本当には、別れることはできないと思います。
 だから「恋人までの距離」のふたりも。続きが楽しみです。

Posted by: ゆう at July 22, 2004 12:23 AM
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