2003/09/10 (水)
帰りに六本木ヒルズに寄ってきました。初上陸。 今月いっぱいで終わってしまう『世界都市展』を観に。
この展覧会ではウェブサイトにもあるように、東京・パリ・シカゴ・ニューヨーク・フランクフルト・ベルリン・ロンドン・上海の都市全体のミニチュア模型が展示されてるんですが‥一見の価値あり!特に東京首都圏とニューヨークの模型の精密さに単純に驚きます。ちなみに一番右は慶応の三田キャンパス上空の写真。
ニューヨークの模型では、WTCビルのところだけ透明の模型になっていたのがちょっと心苦しい。奇しくも明日は9月11日。ちょっと感慨深くなってしまいました。壁にはGround Zeroでの新たなプロジェクトのパネルも。そこには慶応で教鞭を取る坂茂の名前も。
模型もさることながら、もう一つ楽しみにしていたのが、『東京スキャナー』と『東京静脈』という押井守監修のもと制作された短いムービークリップ。詳細はウェブサイト参照。 『東京スキャナー』は、思わず笑ってしまうほど無駄な演出が多かったけど、押井さんの『攻殻機動隊』とか『パトレイバー』が好きだった人はその演出も楽しんで見られるかも。『東京静脈』は思いっきり『パトレイバー』の映像を思い出させてくれる。彼の映像を見てると、ほんとに東京が好きなんだろうなぁ、って思える。 それにしても、ミニチュア模型や映像でマクロで東京を眺めると、なおさら東京都心の、統一感のなさや無計画的な構造に気づかされる。
展示会場はかなりスペースを広くとってて、順路をスムーズに辿って行けて楽しめました。順路の最後にあるのが東京を一望できるテラス。絶景でした。
ここでちょっとした出来事が‥。後ろから "Excuse me? Excuse me?"と声をかけられ振り向くと若い東洋人が5,6人。すると突然カメラを手に、"Can I take your picture?"と聞かれる。英語がそんなに上手じゃないんだなと思って"You mean, you want ME to take YOUR picture, right? Sure."とカメラを受け取ろうとすると、"No no, can we have a picture with YOU? Aren't you an actor?"と‥。なんの冗談でしょう。いったい誰のことかと聞いたら、名前は分からないけどテレビで見たとか見ないとか。思わず笑っちゃいました。勘違い甚だしいよ、と言うと"Oh...." 笑。結局その子たちの写真を取ってあげて、さようなら。(‥ひょっとしてサマーズの三村とかじゃないだろうな(汗))。
それにしてもさすがにカップルが多い。会場に入ってから出るまで何組にシャッター押すのを頼まれたことか^^;
せっかく六本木ヒルズまで来たので、周辺をぶらぶらしてみることに。 ‥以前の日記にも六本木ヒルズのことを書きましたけど、実際来てみても、やっぱ予想通りたいしたことはないっすね。第一印象は、ダンボールを積み上げて造った街。照明のせいなのか、壁の色なのか、造りそのものなのか、なんかやたらちゃちいんですよね。話のタネとして一度観てまわれば十分。そんなに何度も来たいと思わせてくれる街じゃありませんでした。
六本木駅まで歩いてる途中、先ほど俺を「テレビに出てる誰か」と勘違いした集団に再び遭遇。今度は感じのいい日本的なバーを探してるとか。あいにく六本木素人。お役には立てず。少し立ち話。聞くと韓国から遊びに来てて一晩で帰るとか。一人だけ英語の上手な子、俺と話したり韓国語に訳したりで大忙し。しばらく話してから突然、"So, where are you from?"と聞かれる。展開がなんとなく予想出来たが、"Here. I'm Japanese."と答えると、"No way!"‥やっぱり。No way! じゃないがな。もうええっちゅうねん。 そんなノリで話してると、一緒に飲みに行かないかと誘われちゃいました。逆ナンってやつですか、ひょっとして?英語しゃべれる子が相当かわいかったので正直かなり心も動いたんだが、さっきから端の方で唯一の男の子が思いっきり睨みを利かせてるじゃありませんか。彼氏か?しかも英語しゃべれなさそうな様子。めんどくさいのは勘弁なので、丁重にお断りしてさようならパート2。ちっ。
なんだかやたらと内容の濃い2時間でした。
ちなみに『世界都市展』自体は21日まで。『東京スキャナー』と『東京静脈』は15日まで。興味ある人は急げ!
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