2003/03/21 (金)
▼気づけば祝日。
▼上映中観に行きたいなぁ、と思っててついに行けずじまいだった"Serendipity"をついに観ました。主演John Cusack, Kate Beckinsale, 助演Jeremy Piven。
とりあえず、全てが都合良すぎる映画。ストーリー・タイミング・演出、全て。おそらく劇場でも事あるごとに「おいおい、マジかよ〜(笑)」と言っていたであろう場面が多々。よくある、超特大ピンチに忘れてたキャラが助けに登場!なんてのは、この映画にかかれば甘っちょろいもの。 ‥いいんです。だって、題名がそもそも"Serendipity"じゃないすか。映画で使われてる意味としては「幸せな偶然」ってな感じでしょうか。Webster's Dictionaryに適訳がありました:"a seeming gift for finding good things accidentally"。 すごいですよ、この映画は。タイトルから開き直ってるんですから(笑)。ラブストーリー通り越してファンタシーの領域に入ってるとしか考えられないほどの偶然の積み重ね。いや、積み重なってるから偶然ではないんです。必然なんだと言いたいわけです、JonathanとSaraは。
わかりやすくてすっと伝わってくるストーリー。心地の良い予測可能性というか。一人一人のしっかりしたキャラクター(Jeremy Pivenのしゃべりのうまさには毎回妙な感動まで覚える)。全体を通したちょっと切ない雰囲気の所々に盛り込まれたユーモア。開始5分早々、二人のやり取りに惚れ込んでしまいました。久々にツボに入ったロマンスものでした。
全体の雰囲気づくりを助けてるのが、サウンドトラック。どの曲もとても優しい仕上がり。その中でも特に好きだったのが: "The Distance" - Evan and Jaron "Waiting in Vain" - Annie Lennox (原曲はBob Marley) "Like Lovers Do" - Heather Nova
総括。優しい映画でした。
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この上なく脱力。
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