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2002/11/11 (月)

散歩日和
おじいさんは原宿へ整体に‥。

父の紹介の下、午前中原宿にある整体治療院へ治療に出かけた。何やら俺の身体は「左右のバランスが悪い上、後頭が下がってる」のだそうだ。妙に女性的な整体師さん(もちろん男性)に色んなところを押されたりひねられたり。腰から首にかけて今までに聞いたこともないような破壊音が‥。「ハイ、これであなたの身体は完璧な状態よ。」‥ほんとかよ。

でも不思議と身体が驚くほど軽いのね、これが。

原宿・表参道なんて、次来るのは何ヶ月も先になるかもしれない。今日でさえ数ヶ月ぶりの気がする。風邪もすっかりよくなったし、あてもなくぶらぶらすることに。




表参道で一番好きな場所が、同潤会青山アパートのある辺りの数十メートル。関東大震災後に建てられた日本で最初の複合住宅だ。表参道が他の街と違っていつまでも落ち着いた景観を保っていられるのも、このアパートの存在ゆえだと思う。





しかしここも再開発の波には勝てないのか。このアパートももう建て直しが決まってる。あの安藤忠雄の手によって。安藤忠雄本人も、表参道の景観を損なわないようにすることを最優先すると言っているけど、それでもやっぱり建て直されてしまうこと自体が残念だ。しかも個人的には彼の建築スタイルが正直なところあまり好きじゃない。建物自体の老朽化となれば仕方ないが、外観はなるべく今のまま保ってもらいたいもの。



あてもなく歩くのは結構好き。
目的地も定めず歩くときはいつもの半分くらいのスピードになる。





← 憧れのBang & Olufsen表参道店


お昼はじゃんがらラーメンで初めて食べてみた。あんま大したことないな‥。
気づくと二つ隣りの席にジョビジョバのメンバーの六角さんが。うまそうに食うなぁ、この人。



お腹がいっぱいになると芝生が恋しくなるというタチ。日吉ではしょっちゅう競技場の芝生の上で寝っ転がってたなぁ。
今日もまた雲一つなくて、ジャケットを脱いでても平気なほど。


久々に代々木公園に足を運んでみる。代々木公園って、こんなに広かったのね。しかも噴水まであるし。やっぱ暖かい。中央広場とかいうところのど真ん中にジャケットを敷いて大の字になる。遠くから何やら怪しげな民族楽器の音色が‥。瞑想でもしようかしら。しばらく本を読んでたら、そのままウトウト。どのくらい寝たのかわかんないけど、犬に顔を舐めまわされて最悪の目覚め。飼い主いないし‥。そのまま拉致ってろうかと思った。





← 雲一つ、ありました。


公園を抜けて参宮橋まで歩いて、帰宅。
散歩ルート確立だ。また春になったら行ってみよう。


2002/11/10 (日)

in memory of John...

今ではもうすっかり日曜日に教会へ足を運ぶことがなくなってしまった。幼いころには当たり前のように礼拝に出ていたのに、中学高校と間があいてしまってからは、心地よかったはずの教会特有の身内意識に、逆になじめなくなってしまった。


昨晩、大叔父さんのところのゴールデンレトリーバーのジョンが病院から帰ってきた。‥すい臓癌。胸と腹の中が血と水でいっぱいになっていたそうだ。獣医さんの、家に帰りたがってるのかもしれない、という判断のおかげで帰ってくることができた。居間でジョンを親戚一同で囲み、静かに彼の帰りをお祝いした。所々に涙が雑じりつつも、明るく温かい時間だった。もはや完全に身動きを取れない状態であったにもかかわらず、両眼だけは生き生きと、みんなの呼びかけに応えてくれていた。ああ、動物の言葉が分かればどれだけよかっただろう。

「愛情が足りなかったんだねぇ。もっと早くに気づいてあげられたら‥。」
というおじさんの言葉に、涙をこらえきることができなかった。もう10年間もおじさんとおばさんが朝夕とジョンと散歩に行く姿を見てきた。やんちゃで、名前を呼ぶとおじさんを振り回すほどの勢いで飛び跳ねるものだから、あえていつも呼びかけないようにしてた。仲良く散歩に出かけるおじさんとおばさんを見るのが好きだった。

病気を患って、日に日に手の震えが増していくおじさんの手から、昨晩から震えがすっかり消えてしまった。ジョンの具合が下り坂になり始めたころからおばさんの体調が回復に向かい始めたという。そして昨晩はジョンの下に、久々に家族が集うことができた。
そして今朝、みんなが教会に出かけてしまう直前に天に召された。最期に自分の家に帰って来られて安心したのだろうなぁ。やさしい陽だまりの中で、まるで夢をみているかのような安らかなお顔をして。


礼拝に出たいと心から思ったのは、とても久しぶりだった。


2002/11/04 (月)

先日友人が出演していた舞台を観に行った。森鴎外の『山椒大夫 −安寿と厨子王−』の詠み芝居だ。友達は安寿役。

映画はアホのように観てるのに、舞台を観に行ったのはこれでまだ三度目。そのうち二つはミュージカルだから、お芝居を観るのは初めてだ。

実は原作も読んだことがなく、公演の二日前に一度、前日に一度読んだ。『山椒大夫』は、人買いのために母親と離れ離れになってしまった姉弟の安寿と厨子王の受難を通して、親子愛・姉弟愛を描いた悲しいお話。読んでいて何度も胸が締め付けられる想いがした。最後は涙・涙の結末。

やはり舞台となると、映画を観に行くほど気軽にはなかなか足を運べない。いわゆる大衆受けするブロックバスター映画を多く観慣れてる自分としては、舞台全般に対して「コア過ぎる」という身勝手な偏見を抱いていたりもした。

でも(いや、だからか?)今回の舞台観賞はとても新鮮だった。やっぱ「生」は違う。役者たちのセリフの一言一言に耳を傾けて、2,3メートル先で繰り広げられる安寿と厨子王のドラマを目の当たりにすれば、否が応でも芝居に引き込まれてしまう。脚色が最小限に抑えられている詠み芝居でさえあれだけの臨場感を感じさせられた。役者の演技の賜物なのだろうと思う。You have to see and feel it to believe it.

友人の演技を観たのは当然初めてだったのだけど、彼女の表情と振る舞いの豊かさに本気で惚れそうになりました(笑)。

いい役者の条件って何だろう。
当然、演じられることが前提なのだろうけど、その中でも一つは、セリフのないところでの演技だと思う。そしてもう一つが「間」の演技。セリフのない場面や「間」の演技ってひょっとしたらセリフ以上に重要で難しいんじゃないか。「間」次第でシーンそのものが活きも死にもする。などと素人ながら思う。その点、舞台役者出身の映画俳優の演技は、やはりどこか他と違う気がする。
演劇というもののの、演技面における共同性・相互性の重要性を強く感じる。

実生活上の対話にも充分あてはまることなのだろうなぁ。
だから役者は魅力的なのかも。

映画が一昔前ほどドラマティックに感じられなくなってきた中、舞台にハマってしまいそうなのである。


2002/10/30 (水)

10月26日(土)



道路を挟んでStarbucksとTully'sが。う〜ん、さすが赤坂。近くにあったドトールがちょっとばかしもの寂しそうだった。




金子武仁さんと本田りかさんが結婚されました。
金子さん、りかさん、お幸せに!



← 二次会@Il Bambolone in 赤坂(‥赤い顔はいつものことですから。)



お二人を祝福しに行くと同時に、金子さんの緊張しているであろう表情を伺うのが内心ちょっと楽しみだったり(笑)。ところが、実際は緊張のご様子も全く感じられず、終始幸せでいっぱいの笑顔。当然といえば当然でした。

ゲームもあり、同期のちゃっぱも主役の金子さんもが出演したダンスもありのなかなかの濃いプログラム。そして気になったのがBGM。選曲が自分好みで気がつくと身体が揺れてた。やっぱ雰囲気づくりに音楽は欠かせない。

今回は同期たちの出席も多くて、特に3次会では懐かしい雰囲気に包まれた感じだった。考えてみると、同期たちともこんなオケージョンでもない限りなかなか会えなくなってしまった。

結婚のラッシュだった3ヶ月間で思ったこと:「俺もそんな歳になってしまったのだなぁ。」
自分自身の生活にちょっとした焦りを感じてもみたり‥。


2002/10/26 (土)

更新、相当滞ってしまってて、立ち寄ってくださってる皆様には申し訳ありません。最近はネタを最大限振り絞って苦し紛れに更新してる有様でございます。

つい先ほど大学サークル時代の先輩の結婚式3次会から帰宅。久々にホームページを更新できる!という不謹慎な思いも微妙に抱きつつまたまた楽しい時間を過ごさせてもらってきました。

ということで、近いうちにまた写真つきで報告いたします。ポニーの皆様、請うご期待。


a-News 1.54

Last Updated : 2004/09/05 18:56:13